東郷中こども園

今年こそ,かわいい動物たちに会おうね!~東郷中こども園保護者会~

 今年度も東郷地域活動交付金団体として,東郷中こども園保護者会の取り組みが認められました。昨年度,コロナ禍で実施できなかった取り組みを今年度の保護者会の方が引き継ぎ,実施に向けて活動を進めています。その取り組みの内容と思いを聞くために,保護者会会長の古賀亜由美さんに佐々木がインタビューをしてきました。とっても可愛い子も登場しますよ。では,どうぞ!

移動動物園はどうやって計画されたのですか?

佐々木 では,インタビューよろしくお願いします。

古賀さん よろしくお願いします,

佐々木 あっ,しゃべってもいいよ(そばにいたお子さんに対して)。

 お願いしまあす。

佐々木 お名前は?

しゅりちゃん 古賀しゅりです。

佐々木 しゅりちゃん。よろしくね!ところで,お母さんは東郷地区の出身・・・。

古賀さん そうです。生まれも育ちも東郷地区です!

佐々木 そうすると,東郷何小学校です?

古賀さん 出身は大宮なんですけど,わかります?

佐々木 東郷東小出身だから,ギリギリ学区内ということはわかります。

古賀さん そうなんですね。で,今は八束穂に住んでいます。

佐々木 じゃあ,今も思いっきり東なんですね。ところでしゅりちゃんには兄弟はいるんですか?

古賀さん 年長のお兄ちゃんがいます。

佐々木 ということは来年小学生なんですね。じゃあ,うちの娘が5年生なので,来年度6年生と1年生ということで。

古賀さん 来年,お世話になります。

佐々木 こちらこそよろしくお願いします。さて,今回のインタビューは東郷地域協議会の交付金団体として,どのような内容を交付金団体として申請したか,そのあたりを教えていただきたいと思います。

古賀さん 今,東郷中こども園に子供が通っていまして,そこの保護者会の会長をさせていただいています。そこで,保護者会の主催するイベント「移動動物園」をやりたいんです。去年も申請していたんですけど,コロナの影響でできなかったので,引き続き申請しました。当時の役員さんたちがすごく頑張ってくれている姿も見たし,見ていないところでもすごく動いてくれていることを引き継ぎで聞いて,その姿勢を今年の役員でも見習いたいと思っています。

 子どもたちも家にいる時間が長くて外になかなか出られなくて,当然動物園にもいけなくて,だから逆に動物が来てくれたらすごく喜ぶだろうなあ(笑)って思っています。そこで今年も(移動動物園の)実施を検討したんですけど,保護者会費だけでは,(移動動物園の)資金が足りないです。そこで,資金を賄うのに会費を上げることも考えたのですが,子どものためだとはいえ保護者の負担増にもなるし,資金を賄うためにはかなり上げなくてはいけないこともわかって,地域活動交付金に申請することを決めました。

 全然知らなかったんですけど,去年の会長さんからいろいろ話を聞いて,子どもたちのために動いてくれていたんだというのが改めてわかりました。申請させてもらって,今年こそ実施したいなと思います。

佐々木 昨年の方々が活動されていたということで,その様子を見ていて子どもたちのために頑張っていらっしゃるなと感じていたとおっしゃっていたんですけど,昨年の方々はどういう思いで地域活動交付金団体を立ち上げたのか,その経緯を教えてもらえますか?

古賀さん きっかけは聞いていないんですね。去年の会長さんがお隣さんなんですけど,回覧板で回ってきたチラシか何かで知っていらっしゃったのか,他の園のお母さんから聞いたのかわからないですけど,交付金団体のことを知っていましたね。で,去年初めて申請したと言っていました。

佐々木 そうですね。昨年,東郷中こども園と東郷西こども園で交付金団体の申請がありました。また,城北子ども園の保護者会の方も交付金を申請され活動されていることを聞いています。ちなみに,移動動物園はいつ頃行われる予定なんですか?

古賀さん 本当は秋とか季節的にちょうどいいしと思っていたんですが,人気で,1年前から予約をしていたんですけど,昨年も予約できたのが年末で,今年も私たちの代になって,4月に予約したときも空きがあったのが1月・・・。

佐々木 そうなんですね。移動動物園,大人気なんですね。

古賀さん 暑い時期は空いていると言われたんですけど,子どもも動物も危険なので,それでは実施できないし,あとはキャンセル待ちになるんですけど,空いているところにポーンと入れる形では事前準備ができないので,確実にできる日ということで決定したのが1月ならとれるよということで。ちょっと寒いんですけど。

佐々木 まあ確かに暑い時期に行うと,子どもたちもはしゃぎまくって,熱中症がより心配になりますよね。

古賀さん そう,そう。

佐々木 動物見ると,興奮して「わあああ!」ってなっちゃいますからね。動物も興奮してしまうでしょうし。

古賀さん そうなんです。お互い危険なので(笑)。当日は防寒対策をしっかりして,コロナ対策もとって,寒さが苦手な動物は室内で場所をとって,移動動物園の方もよく考えてくださって,そのような形でやりましょうとなっています。

佐々木 そうですね。冬の方が逆に手袋をするので,直接接触しないということが防寒プラスコロナ対策になっていますよね。それだったらいいのかもしれませんね。是非実施できるように応援しています。

どんな動物たちがやってきますか?

佐々木 どんな動物がくるんでしたっけ?

古賀さん すごく来ます。15種類以上は来ます(動物写真の資料を取り出す)。

佐々木 おおっ,15種類。

古賀さん 年長の子たち,一番上の子たちだけポニーに乗ってもらう体験を考えています。

佐々木 いいですね。馬は大きいし。ところでしゅりちゃんはどの動物に会いたいですか?

しゅりちゃん えっと~。

古賀さん どれがいい?(写真を見せながら)

しゅりちゃん ペンギン。

古賀さん ペンギンはないなあ(泣)。

佐々木 でも,ペンギンはかわいいよね。おじさんも大好きだよ,ペンギン。

しゅりちゃん お兄ちゃんも大好き。

古賀さん お兄ちゃんペンギンが好きだね。・・・この子(しゅりちゃん)が大きくなるのに,コロナが全部かぶってきていて,どこへも行けてなくて。今3歳なんですけど,小さいとき,記憶に残るか残らないかぐらいのときに動物園に行ったのが最後で,ちょっと自分の仕事の関係でそういう外出とかいろいろ制限があって,家族も含めてどこへも行かせないようにしていたので。本当に会えていないんですよ,生きている犬とか猫とか。

佐々木 なるほど・・・それなら(移動動物園は)来てもらえるし,友だちと一緒に見られるとか良い面がありますね。

古賀さん あっ,そうですね。

佐々木 この企画をすることは,今だからこそ意味があるイベントなのかもしれないですね。

古賀さん そうですね。そんな自分の思いもあって移動動物園をやりたいと思うし,昨年の方々がこういうのを思いついて,計画してくれて,よかったなと思いました。自分だったら,そういうのが思いつかないし,(どこかへ)行けるのを待とうとなるので,本当に去年の方々に感謝です。

東郷地域のよさを教えてください!

佐々木 わかりました。いつもインタビューをする方に,東郷地域のよさ,いいところを聞かせてもらっているんですけど,どんなところがありますか?

古賀さん 東郷地域は育ってきた環境なので,自然とか,小さいときに川に行って遊んだりとか山へ行ったりとか。

佐々木 活発ですね(笑)

古賀さん それをやっていたので,そういう自然の中で子どもを育てたいな,ゆったり育てたいと思っていました。なんか都会でせかせかするよりも田舎が好きなので,自分はここ(東郷地域)から出たくないなって。東郷から出たのは就職で働いたときぐらいだけで,そのときも実家から通っているとか,本当に東郷から出たことがなくて。

 子どもたちを自分と同じ小学校とか保育園(こども園)とかに通わせたいというのもあって,ここがよかったというのではないけど,自分も行ったときに懐かしいな,あーあったあったとか,同じところで育っているという感じがうれしいかなと。

佐々木 その感覚は自分も一緒で,子どもたちが東こども園,東小学校,中学校に行って,自分と同じ道を通っていて,でも自分とは違う人生なんだけど,自分が遊んだ場所で遊んでいると考えるとうれしくて,例えば小学校の樹木園とか。

古賀さん ああ,樹木園!

佐々木 そういったところで,自分と同じような感覚を味わいつつ,彼らの人生が東郷地域の中でというのは,自分たちが学校で過ごしてきた,たぶん同じような感覚を味わってほしいんでしょうね。

古賀さん 東小のように樹木園のように森を構えているところってあまりないように思うんですけど。そういう環境がいいなと思っています。あとはこども園の役員になって,何も意識していなかったけど,すごい馬防柵があったり,資料館があったりと,小さい頃から,自分は社会が好きだったんですけど,歴史に自然と,たくさん触れていたんだと思うと,ちょっとすごいところに住んでいたんだなと感じます。

佐々木 やはり,東郷地域には長篠・設楽原の戦いの決戦場がありますからね。

 最後に移動動物園を実施していく上で何か伝えたいことはありますか?しゅりちゃん,さっきウサギって言っていたことはちゃんとチェックしているからね。おじさんは(笑)。ウサギに会えるといいね。

古賀さん なんかそう,本当にこんな状況だけどもこども園だけじゃなくて,周りの人も来てほしいし,本当はそういう地域の人?おじいちゃんおばあちゃんでもいいし,まだ園に通っていないお子さんや赤ちゃんでもいいし。あとは家にいるお母さん?1人で子育てをしている,旦那さんが仕事にいっていて,まだこども園に預けられないお母さんは気分転換に会いに来られる場になってほしいなあって思います。

佐々木 こども園の枠を越えた,東郷地域での子育てというか,子どもたちに関わる人たちのイベントみたいなものができるといいというところですね。なるほど,最後はいい形に締めてくれたので,これで終わりにしたいと思います。ありがとうございました!

 昨年は実施できなかった移動動物園。会長さんから,コロナ禍に対する思いや地域の人たちに対する思いを聞き,とっても応援したくなるインタビューでした。東郷中こども園の保護者会の皆さん,がんばって実施してくださいね!

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