守ろう
今年,ちょっと有名になった「新城のナイアガラ」。実は「新城のナイアガラ」は鮎滝の近くにある長篠水力発電所の堰堤なんです。その長篠水力発電所が実は新しくなっていたんです。しかも約110年振りに。そこを見学してきましたので,ご紹介させていただきます。ただし,通常は見学できる場所ではありません!あしからず。
長篠水力発電所は明治43年12月に着工し,明治45年2月に竣工しました。日本で初めて「ナイアガラ型(水車と発電機を立軸で結ぶ方式」を採用した水力発電所なんです。「ナイアガラ型」はカナダのナイアガラ滝で開発された水力発電の方式であります。そう,見た目だけでなく発電所自体も本場のナイアガラ滝と関係していたんです。
11月7日(日)に地元の人向け見学会が行われました。今回の改修では建物と水力発電機も一新されました。建物内部も見学させてもらったのですが,写真を載せることはできませんでしたご了承ください。
古い発電所は明治のにおいがする建物でしたが,すっかり新しくなりました。寒狭峡大橋の上からよく見えます。これできっとナイアガラも水の流れが一層よくなりそうです。
(ライター 佐々木昌也)