【パート1】新城更生保護女性会さんを取材させて頂きました

 今回,新城更生保護女性会から取材依頼を受け,東郷地区の前年度会長牧野さんと今年度会長の中尾さんに活動について話を聞きました。実際どんな活動をされているのか、どんな方が活動されているんだろうかと、わくわくしながらお会いしました。温かい雰囲気の中,お二人は終始笑顔で取材を受けてくださいました!

新城更生保護女性会とはどんな団体なのか教えていただけますか?

 新城市には大きく2つの団体があります。犯罪がない社会を目指す団体としての更生保護女性会と,罪を犯した方を保護・手助けする団体としての保護司会です。この2つが合同で活動することが多いです。また,更生保護女性会は,犯罪を未然に防ぐために様々なボランティア活動をしています。

  • 新城市では7地区127名(東郷18名)の方が更生保護女性会に在籍している。

どのような活動をしているのか教えてください。

1 青少年健全育成活動
明るい社会を目指して,東郷地域の子どもたちに対していくつかの活動をしています。

  • 新1年生のみなさんに向けて,鉛筆や鉛筆の持ち方矯正器具「持ち方くん」をプレゼント
  • 市内のこども園の園児のみなさんへ,素直にありがとうと言える子になれるよう気持ちを込めて「ありがとうハット」をプレゼント
  • こども園でのふれあい活動
  • 子ども食堂の支援
  • 八楽児童寮へ花のプレゼント(花植え、草取り)

2 子育て支援活動

  • 保健センターで子育て支援活動
  • ちびっこ運動会の企画・運営

3 更生保護活動

  • 薬物乱用防止活動
  • 設楽原決戦場まつりや新城軽トラ市などで見回り活動
  • 豊橋刑務所へ本の寄贈
  • 智光寮へおにぎり支援
  • その他天王山陣所の掃除など。

 昨年度は新型コロナウイルスの影響により,上記の活動がほとんどできていませんでした。コロナ前は、こども園へ通うお子さんや児童寮のお子さんなどと交流し育成活動ができていました。例えば、八楽児童寮の花壇の花植えをして子どもさんと交流したり、児童寮での子ども食堂の支援をして子どもさんと交流したり。それが、コロナが流行りだして一緒に出来ていたこともできなくなって交流が減り、手作りのありがとうハットや食べてもらうための大量に作ったおにぎりも直接渡すことが出来ないのは少し残念だと。今年度は少しずつ再開しながら,計画通り活動をしていきたいとのことでした。子どもさんとのふれあいを大事にされ、嬉しそうにエピソードを話される牧野さんと中尾さんの姿が優しさに溢れてとても印象的でした。

 お話を伺い、活動が多岐に渡り人との触れ合いを大事にされていること。子どもから年配の方に対し幅広く更生保護となる活動をされ、更生保護女性会と保護司会の2団体が協力し合って多くの方々が携わっていること。連携を図りながら明るく誰にでも住みやすい社会を目指し地道に活動されていることを知ることができました。まだまだ、お話は続きますが続編で。

文 國本由美

パート2の記事はこちら

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