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出沢区の龍泉寺にて、新城昔話を題材にした「寒狭峡伝説の紙芝居」の展示
(会期2022年9月5日~25日 まで 10-17時 龍泉寺本堂 愛知県新城市出沢字的場田30,31
電話0536-25-0037)
が開催中です。主催の出沢区の岡田文子さん、紙芝居の絵を手掛ける、同区の浅井重子さんのお二人に取材しました。
東郷東小学校での読み聞かせ
岡田さんは、東郷東小学校で読み聞かせのボランティアをしていて、同じボランティア仲間で紙芝居の作画も手掛ける、同区の内田忍さんからこの紙芝居を知り、児童の前で上演。地元の紙芝居に感動した岡田さんは龍泉寺での展示を企画しました。4作品ほどが展示されています。先月8月21日に行われた、東郷学びの学校でも展示したのでご覧になった方いらっしゃると思います。学びの学校の記事はこちら
紙芝居作り
この紙芝居は、新城昔話しをもとに寒狭峡伝説の中から、特に出沢区に伝えられているお話を主として、同区の竹川義和さんが物語を書き、浅井さんと内田さんが作画を担当しています。竹川さんが長年温めていた企画で、浅井さんに絵の依頼をし2022年2月から紙芝居作りが始まりました。浅井さんのお孫さん、浅井凌太朗さんと描いた作品もあります。
浅井さん 台本の場面に合わせて絵を描いていきます。たくさんの絵を描くのが大変。お皿や布団の模様は広告を切り抜いて張ったり、人物も大きさを調整するのに、別の紙に描いてから張り合わせて工夫しています。
岡田さん 皆さんに見て頂きたくて。わくわくするまち東郷のホームページに連絡したのと、思い切って中日新聞にファックスしてみたらきてくれることになりました。
取材後、作画担当の一人、内田さんが草刈作業の合間に来てくださいました。作成中の「おとらキツネ」の絵について話し合っています。
紙芝居の台座は同じく出沢の(株)コバ建築さんが作成し寄付してくれたものです。
この日は岡田さんにお願いして、大海区泉昌寺に伝わる 「泣き地蔵」のお話を上演して頂きました。
続きは龍泉寺に展示されています。
取材を終えて
身近な地域の昔話をもとにした紙芝居。地元の人で台本を書き、場面に合わせた絵を描き、地元の小学校で披露しています。龍泉寺本堂は誰でも入ることができます。そして今回、岡田さんがたくさんの人にみてほしいとのことで、わくわくするまち東郷ホームページに声をかけてくださいました。ありがとうございました。
取材日 2022年9月13日 取材、文 関原香緒里
写真 浅井美夏