学ぼう
2022年12月11日愛知県新城市設楽原歴史資料館にて、設楽原ボランティアガイドの会主催の勉強会が行われ、新城市内から13団体が集まりました。ここ愛知県新城市東郷地区は、今年のNHK大河ドラマ「どうする家康」でも重要な長篠・設楽原の戦いの地です。大河ドラマでは別のシーンですがロケ地に選ばれ撮影が行われました(第3回目辺りで登場するそうです。)
長篠・設楽原古戦場 いろはかるた巡り
この地には長篠・設楽原の戦いにまつわるいろはかるたの看板が各地に建てられています。それを徒歩で巡っての勉強会となりました。設楽原歴史資料館を出発し「を 雄々しくも 立ち腹さばく 甘利信康」の看板へ移動しました。このあたりは豊かな自然と昔のままの地形が残されており、当時に思いをはせる事もできれば、ウォーキングコースとしても楽しめます。
長篠・設楽原の戦いの馬防柵の再現 黒沢明監督作品「影武者」の公開がきっかけに
ガイドさんの話では、有名な馬防柵が再現されたのは1980年公開の、黒沢明監督の映画「影武者」の舞台となり、観光客が多く訪れるようになったため。この日も埼玉県川越市から見学に来られた方にお会いしました。社会科の先生をされていて歴史に興味があり、前日は岐阜県の関ヶ原古戦場に行かれたのだとか。
東郷中学校の裏手にある東郷ケッターパークのまわりにも看板があります。
山縣三郎兵衛昌景の墓と信玄塚
武田軍の猛将、山縣昌景の墓があります。山縣の首級はその家来、志村又左右門が菩提寺である山梨県の天澤寺に持ち帰ったといわれており、それが故志村けんさんの先祖だったことから、名古屋、御園座で公演中の志村さんが参拝に来られたことも。信玄塚は無形民俗文化財「火おんどり」の会場にあります。
その後、新城市設楽原歴史資料館に戻り、各団体の挨拶、交流会がありました。
設楽原歴史資料館には年間3万人の来館があり、設楽原ボランティアガイドの会では、そのうち3000人の観光客の案内をしています。
ここに参加の団体の方にNHK大河ドラマ「どうする家康」のロケ地となった寒狭川の猿橋周辺を教えて頂きました。どんなシーンで登場するのか楽しみです。
あとがき
この勉強会は今回で3回目となり、各団体持ち回りで開催され、交流を図っています。旅行会社等を通じて、ガイドの依頼を受けることも多くお互いに勉強をされていました。また長篠・設楽原古戦場いろはかるたの看板は設楽原歴史資料館周辺にあり、少しずつまわる楽しみもあります。設楽原ボランティアガイドの会へのガイドの依頼はホームページからできます。興味のある方は問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
設楽原ボランティアガイドの会ホームページはこちら
長篠・設楽原 古戦場かるた巡り JA愛知東リンク先はこちら
設楽原歴史資料館ホームページはこちら
取材日2022年12月11日 撮影 浅井美夏
文 関原香緒里