東郷地域の「交通機関」を紹介します。~第4回 昔、「長篠」と名乗った駅~

かつての終着駅。名前に歴史を残す「大海駅」

第4回でご紹介する交通機関は、民俗芸能「大海放下」で有名な大海(おおみ)地区にあるJR飯田線の「大海駅」です。この駅は、飯田線が国有化される前の「豊川鉄道」時代に、終着駅として開設されました。実は一時、「長篠駅」と名乗っていた時期があり、現在も駅のすぐそばにある踏切が「長篠踏切」という名称になっているところに、当時の歴史の名残を感じることができます。

鉄道ファン必見!独特な線路のカーブと構内の風景

正面の階段を上がり、2025年に導入されたタッチ決済機のそばを通り抜けると、列車のすれ違いができる2面3線のホームに出ます。ホームから眺めていると、上り列車や下り列車がゆっくりと大海駅に入線してくるんですよね。その姿は、鉄道ファンにはたまらない魅力的な見どころとなっています。

新城総合公園や有名な「鮎滝」「長篠堰堤」へのアクセス拠点

駅の周辺には「愛知県立新城総合公園」があり、大きなイベントが開催される日には多くの乗降客で活気づきます。また、駅から少し東へ足を延ばせば美しい寒狭川(豊川)が流れており、全国的にも有名な「笠網漁(かさあみりょう)」が行われる名勝「鮎滝」、新城のナイアガラ「長篠堰堤」へもアクセスできます。地域の歴史を感じるだけでなく、豊かな自然やレジャーを楽しむための拠点としても、大変魅力的な駅です。

次回は「鳥居駅」をご紹介します。どうぞお楽しみに!

※ 参考文献 水野宏史編・著 「飯田線各駅停車~94の駅で楽しむガイドブック~」

ライター 佐々木昌也

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