学ぼう
検定試験問題作成中
2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」で盛り上がっている、戦国三英傑が結集した長篠設楽原の戦いのあったこの東郷地区。現在、東郷地域協議会で提案のあった、長篠設楽原の戦いの検定試験を作成中です。問題集を作成しているのはNST足軽隊、地元の中高生です。第四回目の会議が7月31日、設楽原歴史資料館で行われました。会議中のメンバーに話を伺いました。
ーNST足軽隊に入ろうと思ったきっかけは?
丸山莉胡(りこ)さん 中一 帆昴くんに誘われて。小6で授業でやって歴史が好きになったから参加しました。
奥平結希(ゆうき)さん 中一 私も帆昴くんに誘われて。歴史に興味はなかったけど、長篠城主の奥平氏と同じ苗字だから参加してみようと思いました。
平井緑空(りくう)くん 高二 高校でチラシをもらって参加を決め、長篠城址でボランティアガイドをしているのでガイド仲間の大輝くんも誘いました。
菅沼大輝(ひろき)くん 高二 緑空くんと同じ長篠城址のボランティアガイドをしていて彼に誘われました。
松宮帆昴(ほたか)くん 中一 歴史が大好き。学校でチラシをもらって同じ中一の友達二人を誘いました。小学校の時は校長先生にお願いして歴史クラブを作ってもらいました。
東郷地域協議会から検定試験作成の提案があり、東郷地区の中学生、有教館高校の新城市在住の生徒がにチラシやHPで募集をかけ、応募してくれたメンバーです。そこから長篠・設楽原の戦い歴史検定実行委員会(通称:NST足軽隊)を立ち上げ、設楽原歴史資料館の館長の湯浅さんに「古戦場は語る 長篠・設楽原の戦い」の本を渡され、各自で読み込み、問題を作って集まっています。今は初級編を作っていて、みんなで出し合ったたくさんの問題を分類・整理しています。
長屋靖子さん 東郷地域協議会委員 検定試験初級編は今年度中に問題集が出来上がる予定です。子どもさんたちに問題作成をお願いしたら、すぐに作ってきてくれてたくさん集まりました。
8月21日 東郷学び学校で社会科を担当します。
東郷学び学校では、このNST足軽隊が設楽原ボランティアガイドの会とともに社会科「かるたで学ぼう 長篠・設楽原の戦い」を担当します。
設楽原古戦場かるたを使ったゲームを予定しています。参加費無料、参加賞があります。東郷地区の方、地区外の方も参加できます。メンバーからのメッセージです。
松宮帆昴(ほたか)くん 東郷にはたくさんの面白い歴史があります。みんなに来てもらって歴史を好きになってほしいです。
平井緑空(りくう)くん 来てくれた人が楽しめるように案を出しています。楽しみながらこの歴史を学べると思うのでぜひ来てください。
菅沼大輝(ひろき)くん 楽しく学べるのでぜひ来ていただきたいです。コロナが大変だけど対策はしっかりしたいと思います。
奥平結希(ゆうき)さん こういうイベントを学校以外でやるのは初めてです。みんなで協力してできるといいなと思います。
丸山莉胡(りこ)さん 歴史が難しくて苦手な人でも楽しく知ることができるのでぜひ来てほしいです。
当日は給食コーナー(11:00~)にレインボーはうすのカレーやさんが来ます。カレー500円と冷たい飲み物を用意してくれます。
東郷子育てグループが家庭応援リサイクルショップも開催します(10:30~15:00)
おもちゃや絵本、衣類(洗濯したもの)、こども園や学校用品(制服、体操服、学習用品)など。
下記の時間内に東郷中学校へ直接お持ち込みください。スタッフが受取ります。
8月20日(土) 13~16時
8月21日(日) 10~12時
当日の販売または託児のボランティアも募集しています。
歴史が好きな中高生、NST足軽隊が企画しています。みなさんのご参加をお待ちしています。
会議を取材して
会議中は、問題の提出、今日のまとめ、宿題の確認、次回の会議の時間確認や8月21日の東郷学び学校にたくさんの人に参加してもらいたくて、どうやって集めようかと考えていました。夏休みの出校日や部活であった人に声をかけようか、などNST足軽隊がわくわくしながら企画しています。
高校生の二人は鳳来地区から参加してくれています。「長篠設楽原の戦い」を共通点に歴史好きの子供たちが地区を超えて協力している姿に大人も見習いたいと感じました。今年度中の初級編検定試験問題集の発行、来年度の検定試験(初級編)をどうぞお楽しみに。
取材日 2022年7月31日 取材、文 関原香緒里