育てよう
東郷地区には子育て支援に力を注いでくださる東郷子育て支援グループがあります。日頃より、ファミリーサポートの活動もされ、身近な若いママさんの強い味方です。このグループの前崎さんや加藤さんとお会いする機会があり、「今度、ほっとひといき講座があるから気軽にコーヒーを飲みながらお喋りしませんか。」と、声を掛けてくださり、気軽な気持ちで友人も誘って参加させていただきました。美味しいコーヒーをよばれながら、美味しいコーヒーの淹れ方を教えてもられるなら嬉しいし、東郷で子育て支援グループって具体的にどんな活動をされているんだろう?詳しく聞いてみよう!っと興味津々で参加しました。楽しい店主のお話や子育て支援グループのみなさんも和気あいあいとアットホームな雰囲気でした。家から離れて久しぶりに『ほっとひといき』できて、人とのふれあいや困った時には東郷子育て支援グループの方々に相談できることも知れて大変有意義に過ごすことができました。ほっとひといき講座のほっこり体験談と東郷子育て支援グループについて詳しくお伝えしていきますね。
ほっとひといき講座~コーヒーの淹れ方あれこれ~
野田にある、みやした珈琲にて8/23(火)10:30~13:30講師・宮下富美子さん(店主)により、内容・珈琲講座とコーヒーを飲みながらのおしゃべりタイム(ちょっとランチ付き)参加費500円にて参加しました。国道旧151号線より、野田のネッツトヨタ愛知から北に住宅地に入ると市場台北公園近くに、みやした珈琲は佇んでいます。玄関で店主の宮下さんが笑顔で出迎えてくださいました。入店すると、東郷子育て支援グループのみなさんが温かな言葉を掛けてくださり、ちょっとの緊張もすぐに解けました。簡単な自己紹介をして、子育て支援グループのみなさんは気さくで明るい雰囲気の中、ほっとひといき講座は始まりました。店主の宮下さんが、コーヒーの淹れ方あれこれを話されました。
知りたい!コーヒーの豆知識
一般的にコーヒー豆には2大品種があります。一つは日本で扱われているコーヒー豆はアラビカ種が多く、ネスカフェもその一つです。アラビカ種は酸味が強く、花のような甘い香りが特徴。ブルーマウンテンも有名なコーヒー豆です。カリブ海のジャマイカ産で100g2千円位と人気の高価な豆です。 二つ目には、ロブスター種のコーヒー豆もあります。豊かな風味が特徴のアラビカ種。苦みが強く独特な香りのロブスター種は、日本ではアイスコーヒーとして飲むことが多いです。他に、ゲイシャ種というエチオピア・イエメンのゲシャに自生していたコーヒー豆があります。栽培が難しくて収穫量が少なく、紅茶のようなフレーバーと柑橘系の酸味が特徴です。
コーヒー豆栽培は、世界的に見るとブラジル、コロンビア、ベトナム、グアテマラなどが挙げられます。栽培に適した地域は、赤道を挟んだ北緯25度から南緯25度までの一帯(コーヒーベルト)で栽培されます。霜があたったら豆ができないもんでね。気候変動があったり、コーヒー栽培の為にジャングルを伐採したり、豆を安く買い取る為に子どもたちが低賃金で働かされたりと様々な問題がコーヒーを取り巻き起っている。近年はフェアトレード(公正・公平な貿易、不平等をなくし労働や生産される製品に見合った正当な価格で継続的に取引する仕組み)が謳われるようになってきたんだよ。
コーヒーの飲み比べタイム。同じコーヒー豆でも淹れ方を変えるだけでコーヒーの味に違いが出るのか?!
うちはね、コーヒー豆はあらびき用の機械で豆を挽いて深みが出るからその出し方をしています。コーヒーの淹れ方を変えるだけで同じ豆なのに違う味に感じるからぜひ体験してみて!一杯目はブラジルのセラードコーヒーをペーパードリップしています。口に含み試飲すると、優しい酸味と香りがあり美味しい。二杯目はフレンチプレス(茶こし)を使ってます。蒸らしながら少量ずつ注いでいきます。コーヒーオイルも出つつ、飲みやすく味わいも感じます。どちらも美味しいのは間違いないです。二つを飲み比べてどちらがどうとはっきり的確には言えませんが、確実に同じコーヒー豆なのに違った風味や香り、口残りの後味が違うことは言えます!皆さんも、「こんなに違うんだね。違う味でびっくり」と。ぜひ、ご家庭でも試して欲しいです。
店主のとっておき最高級コーヒー『ジャコウネココーヒー』ってどんな味?!
インドネシアにはジャコウネコという動物から生み出されるジャコウネココーヒーは知っていますか? ジャコウネコに、①コーヒーの実を食べさせる→②糞をする→③糞を洗い生豆を収穫する→④乾燥→⑤焙煎、の工程で出来ます。1日にごく少量しか採れない為、希少価値が高く最高級コーヒーと言われるようになりました。幻のコーヒー「コピルアック」50g約2700円だそう。特別に試飲させてもらいました。香りがとてもよく、程よい苦みと酸味でフルーティーなコーヒ―という印象です。今まで飲んだコーヒーにはない初めての味わいでした!
紅茶で歴史が動くとは?!
コーヒーと同様になじみの深い紅茶についてもお話くださいました。
紅茶の国と言えば、イギリスのティーパーティを思い浮かべる方が多いと思います。1773年、アメリカがイギリスの植民地だった頃、紅茶を飲む習慣がありました。イギリスはアメリカに対し、輸入紅茶を独占し高い関税をかけました。これに怒ったアメリカ人は船積みされていた紅茶を海に投げ捨てるボストン・ティー・パーティ事件を起こします。この事件をきっかけにアメリカ人はコーヒーを飲むようになり、独立の気運が高まり、アメリカ独立戦争となった。独立後は、紅茶を再び楽しめるようになったそうです。紅茶に歴史を動かす程の魅力があるってすごいですね。
教えて!紅茶の豆知識
紅茶には世界三大銘茶と呼ばれ、インドのダージリンティー、中国のキーマン、スリランカのウバが挙げられます。インドのダージリンティーは爽やかな優しい口当たりで、ウッディ・マスカットの香り。日本人に多く好まれています。中国のキーマンは松の葉で燻して作ります。日本人はあまり好きでないそう。スリランカのウバは渋みとコクがあり美味しい。アイスティーにして飲まれます。
新城では、やぶきた種が一番茶、和紅茶になります。
美味しい紅茶の淹れ方
茶葉は一人あたり3g(スプーン1杯)が目安。
①片手鍋にお湯を沸かす。②沸いたら茶葉を入れて火を止める。③茶葉をしっかり蒸らす。④茶こしでこしながらカップに注ぐ。
ウバのアイスティーを試飲しました。苦み、渋みがありますが、すっきりしてて美味しかったです。
店主の楽しいお話の後は、みんなでランチタイム
食後は、ゆったりおしゃべりタイム。
東郷子育て支援グループとの楽しい交流
雑談を交えながら、ママさん達はそれぞれご自分の子育て状況や話したいこと、ちょっと聞いて欲しいことを気軽に話しました。【こども園に通っている。一時預かり保育のこと。子どもの塾の送迎のこと。など】
ファミリーサポートでは、この日も隣のスペースで3人のお子さんの託児をされていました。子どもたちは、懐いていて穏やかに楽しく遊んでいました。雰囲気もよく優しい声掛けに安心して預けられそうだなと思いました。
そして、中学3年までサポート対象なので、働くママは塾の送迎問題にもいいお話があります。夏休みや冬休みに塾の送迎対応が親が出来なくても、協力していただけるとのこと。30分単位で350円でしてくださるそうです。親の都合で塾に行かせられない、なんてことも解決するのでありがたい支援だと感じました。
より多くの子育て世代の親御さんに、活動内容を知ってもらって、活用して欲しいです。
東郷子育て支援グループについての詳細はこちら
あとがき
ご縁があって、今回参加させていただきました。とっても楽しく店主さんも、ママさんも、子育て支援グループのみなさんも温かくて、心より参加して良かったです。子育て支援グループの活動を知り、困った時には相談に乗ってもらったり、日頃から頑張るママさん、パパさんの支えになってくれる強い味方なので、みなさんにとって強い味方が近くにいることを知っていて欲しいです。ありがとうございました。
取材日 8/23 文 國本由美