【後編】「どうする家康浜松大河ドラマ館直通バス」に乗ってみた!

○快適、観光バスの中

いよいよ『もっくる新城』のバス停から乗ります。乗客は五人ぐらい、外で写真を撮っている人が数人、こちらがドキドキしてしまいます。初日だからでしょうか。

新東名に入ってすぐバスの左窓越しに 畑の中に人が立っているのが見えます。あ、鳥居強右衛門の磔の場はあそこだとわかりました。木々の向こうは豊川が流れていて対岸に長篠城なのでしょう。

引佐を過ぎて山肌に三ヶ日のミカン畑が広がっています。

浜名湖では太陽の日を浴びて水面がキラキラ光っています。東名高速を三方ヶ原スマートインターで降ります。ああ、此処が三方ヶ原の合戦の地なんですね。サッカーをしている小学生らの運動場の横を通りすぎます。平地が浜松市街に向かって広がっていて、住宅やビルが建ち並んでいる中にそこだけ高く台地に緑の森がのびているのが見えます。城郭の跡でしょうか。バスはぐるっと回って浜松城公園に着きました。このまま浜松駅まで行けますが私は降ります。デジタルパスを運転手さんに見せるはずが スマホの画面がさっと出せず、一緒に乗っていた方が メニュー→マイページと手伝ってくれました。

○いざ浜松城の見学

公園の出店を覗きながら城までの階段を上り入り口で「ドラマ館事前セット販売券」の提示です。どぎまぎしながら画面→浜松城→QRコードで完了です。コンクリートの三階建ての城は小さいですが 金の鎧『金陀美具足』のレプリカや映像もあります。最上階の天守閣から北西の新城方面を戦国の世を想像しながら東は山々の向こうに富士山が見え、家康もここから同じ富士山を見ていたのだなあ、来て良かったと思います。

○「大河ドラマ館」に入る

マスコットキャラクターと写真撮影をして予約時間に入ります。(グランドオープンではないので混んでいなかった)大河ドラマの歴代の家康役の俳優の写真が並び、家族で視ていた懐かしい気持ちになります。杉の丸太の馬防柵がいい働きをしていますが少し狭い印象です。

寒い日でしたが公園内でコーヒーを飲んで15時発、『もっくる新城』16時に帰ってきました。

○浜松↔️新城 バスの実証事業ということ

添乗員さんに今回の直行バスのねらいを聞くと、実証でどのくらい利用者があるか、リサーチしているとのことです。浜松駅周辺には『楽器博物館』や『木下恵介記念館』もあります。新城も魅力を伝えてこちらに来てもらいましょう。双方のボランティアガイドの交流 地区の人々と例えば うなぎと鮎、浴衣(浜松は有数の生産地)と蚕で交流できたらいいなと思いました。

この機会にぜひバスに乗ってみて下さい。

長久手市サイト https://www.city.nagakute.lg.jp/soshiki/shichokoshitsu/seisakuhishoka/4/1/18949.html

前編記事はこちら→【前編】期間限定「どうする家康浜松大河ドラマ館 直行バス」に乗ってみた!

(ライター 岡田文子)

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