【後編】東郷地域へようこそ!横川地区へ移住したお二人に話を聞きました!

前回,東郷地域に移住してきた星さん,白井さんに移住してきたときの様子をお伝えしました。今回は東郷地域に住みながら,どのようなお仕事をされているのか聞いていきます。お二人の行動力に驚きますよ。それでは!

お二人のお仕事の様子を教えてください。

佐々木 白井くん、ちょっとごめんなさい。話を変えるけど仕事ってどういうことをされてるんです?

白井くん 仕事は、オンライン講師をしたり、あとは、ホームページ作ったりするなど在宅ワーカーというか,リモートワーカーですね。

佐々木 すごくすごくそういったところっていうのは実は興味深い人も結構いらっしゃるような気がして、うん。

星くん 地域協議会でもね。なんかそういうフリーランスの養成講座の提案をしていますね。

白井くん そうですね。それに,ちょっと参加して,講師側に回れないかという話を今ちょっとしているところですね。

星くん ホームページとかもね。うちも作ってもらいたいぐらいですよ。

白井くん ああ,作りますよ!

佐々木 それはお願いしてもいいと思いますよ。

白井くん 全然,お安く。

星くん でも,その~なんて言うのかな。IT関係の仕事を神奈川の方でやってたわけじゃなくて?

白井くん 高校時代からパソコンでホームページ作ったりとかゲーム作ったりとかはしていて。勤めていたのは、豊橋にある会社に勤めていたので、工場勤務の方が実際的には経験的に長いんですよ。そこで10年ぐらい働いていたんですけども。30を機にこのままでいいのかなって思うことがあって。好きなことを仕事にしてみようと思って1回ゲーム作りたいなと思って,30歳で脱サラをして、東京の専門学校に通って、ゲーム会社に勤めるっていうことも、経験してきたんですけども、結局ちょっと人間関係が良くなかったりとか、会社自体がつぶれたりとか、結局辞めざるしかなくて,また、派遣の方に戻ってということになって・・・。

佐々木 さっきの流れで、ここへやってきたっていうことだね。

白井くん 結局ここでできることって、改めて探すのもなあと思って。なるべく、自分で何かできることで、探していったところで,ウェブの仕事とかオンライン講師とかそっち側の方でやるようにしましたね。

佐々木 どうしても仕事って,ふと思うと私たちもそういうイメージもするんだけど、サラリーマンっていうのはどうしても多いから。そのサラリーマン的な仕事っていうの私たちはイメージしてしまうんだけど,お二人はそうじゃないじゃないですか,今。それはすごく、そういった方々だけじゃなくて、その子どもたちもそうかもしれないけど、興味深いところでもあるんですよ。この東郷地域で農業をやられている、IT関係をインターネット関係でやられてるっていうのは、そういう働き方もできるのか、働いてくるとなんかちょっと違う,そのサラリーマンだと何とか朝から出勤してとか、そういったことをイメージしちゃうんだけど、そうでない働き方って今後の、何ていうかな、今後の世の中的には、結構そういった人たちがどんどん増えていく時代になっていくって,私は思ってるんですね。

白井くん そうですね。

佐々木 だからそういったことを考えると今日のこのインタビューのお二人の話っていうのは、興味を持って聞いてらっしゃる方も・・・,いや見てらっしゃる方もいるような感じが私はします。

星くん 確かに・・・。

佐々木 ちょっとせっかくなのでその仕事しているところ一苦労もちょっと教えてもらっていいかな?いっぱいあるかもしれんけど(笑)。

星くん でもその本当に自由っていうのは自由なんですよね。本当に自分もそのネクタイしめて会社に行くっていうのが無理な人間だったんで、ちょっとネクタイして、会社に行かない仕事はないかってところから探したようなところもあって、自分もアトピーがあったんで食べ物とか農業っていう方にどんどん、どんどんシフトしていって、農業にたどり着くんですけど。始めてみて、結構、何て言うのかな、田舎暮らしっていうのと、農業というのは違うんだなっていうのは、初めて見てわかったっていうか。

佐々木 うん。

星くん 田舎暮らしにちょっと憧れてる北の国からとか(笑)。そういう自給自足みたいな、生活に憧れもあって、始めたんだけど、やっぱ農業っていうのは、ある程度その稼いでいかんといかんっていう現実もして、農業で稼いでいくのって大変だなっていう思いもあるんですけど。でも、なんかすごいフリーなんですよね。農業本当に自分のやりたいようにできるし、例えば、宣伝とかも、自分のなんていう、自分の野菜を食べて欲しい人に向けてこう、広めていけるっていうか。一人親方なんですけど、自分が社長であり従業員であり、うん。

方向性も自分と嫁さんと話しながら決めるっていう、何かすごい小回りが利くっていうか、会社勤めしたことないんでわかんないけど、気楽っちゃあ気楽ですね。

星さんの家の前に広がる風景

佐々木 なるほどね。何かうん。なんか、うん。ちょっとそういう話聞いていると、なんていうか誤解を招くかもしれんけど羨ましい気がしますよね。なんかやっぱりそういう一つの枠の中に自分は働いているので、そういった自分のやりたいようにやれるっていう感じが。何かそういった感じがすごくいいなって思いましたね。白井くんはどうですか今働いていて、楽しいこととか苦労しているところとか。

白井くん 星さんと一緒で僕も会社っていう組織に合わない人間だというところに気づいて。

佐々木 今日はとんでもない2人にインタビューしちゃったな(大笑)。

白井くん だから、こっち来ても、どっかの会社に就職するとかバイトするっていう考え方は基本なくって。で,自分の力で自分の好きなことで仕事するにはどうしたらいいかっていうところから始めて、スキームを洗い出して、やれることを探して,それを実践してっていうところで4月に法人化までできたと。 

佐々木 おお,すごい,法人化したの?

白井くん 法人化しました。合同会社FANFUND.Labという法人を。

佐々木 すごい横川にそういう法人ができてんだ。すげえ。

星くん 起業ってことですよね。

白井くん 起業です。

星くん いや早いね,動きが。

白井くん それで、やっぱり星さんと同じように、もう自分の働き方を自分で決めるっていうのが大きくて,夜に22時ぐらいまで寝て,朝5時に起きるっていうスタイルがこっち側に来てできるようなったんですよね。昔会社にいたときってもう夜12時ぐらい寝て,朝7時に起きながら,今日も仕事がやだなって思いながら会社に勤めていたとか、個人向けだっていうだけどそういうことは全くなくなったんでそういう意味をストレスフリーになったっていうところが大きいですよね。

星くん 自分でこう、スケジュールを管理してかなきゃいけないじゃないすか。そういう,何て言うのかな。今日はいっかみたいな思っちゃったりしてるとか,そういうのはないですか?

白井くん そういうのも,もちろんある、ありますよね。そこはそこで調整はしていく。やっぱり乗らないときは乗らないし,週4日働けばいいやぐらい何とかやれるようにするし。逆に言うと,忙しくなったらそん時はもう,休み返上で頑張るというか,納期守るのがやっぱり大変ですよね。

星くん 何かもう、注文が来てるってことですね?

白井くん そうですね。はい。ライティングの仕事とか。

佐々木 さっき忙しいって言ったよね。なんかそういう、何か移住してきた東郷ってところはどうなのかっていう話のところを、お二人の仕事との関連がすごく興味深いところがあったので、なるほどね。わかりました,じゃちょっとここで、やはり東郷のホームページなので、ちょっとこれ毎回毎回インタビューとして聞いているんですけど。この東郷地域のよさ、何でもいいです。こんなとこがいいなとか、こんなところになんていうのがあったら教えてください。

東郷地域のよいところを教えてください!

白井くん そうですね。僕としてはすごい自然があっていいなっていうのは、思いますね。あと運動公園あるし、なんか。なんか不便かもしれないけど不便さがちょうどいいっていうか、程よい不便さなんか、何でもありすぎてだとか言うより、何かコンビニ遠いとかっていうのもあるけども、その分、何か余計にお菓子を買い出しに行かないとか(笑)。

星くん なんていうのは、(お菓子があると)食べちゃうから?(笑)

白井くん そう。5分で行けるところあるとすぐに買い出しに行けるから。夜に起きていきなり行くってこともないわけなので、やっぱり住んでいるところがあの新城のナイアガラの近くなので、あそこ眺めるだけでもですね、何か気分転換できますし、自転車で走って気持ち良かったとか、自然を感じるんですよね,四季を。

佐々木 横川にはちょうど川があるもんで、その川が何かいろんなところで、新城のナイアガラもそうだし、ちょっと言って寒狭峡大橋から下を覗くと、岩だらけなんですよね。猿橋とか、長篠発電所のちょうど星くん家の近く、あそこの渓谷もカッコよくて自分好きなとこなんですよ。

だからそういった姿が横川にあるかなって感じはしますけどね。星くんなんかある?

星くん そうっすね。僕は歴史も好きなんで、設楽原の戦いっていうのが、小学校のすぐ前であったっていうのがね、結構。衝撃的でしたけどね。こっち、愛知に来たときに、なんか桶狭間の戦いの後というのが、すごい衝撃的で。

白井くん 長久手の方のね?

星くん 信長、秀吉,家康っていうのが愛知にいたっていうのがすごく。その三英傑が(長篠の戦いで)新城にいたんだっていうのが、なんかねすごいロマンがあるなと思って。そういうのとか、結構、まあ早川孝太郎とか、まあまあ好きで。

横川公民館で取材しました。

佐々木 そうだね,これ(早川孝太郎のこと)はちょっとあげとかないかんね。

星くん なんかそういう歴史も、あるし、ちょっと西と東とまたちょっと違いますけど。東の方が結構、そういう意味じゃ、何か、歴史が感じられる、長篠城とかね。

佐々木 もう正直と今回のこのインタビューをしていると、必ずその話題が出てきて、ここ本当3回ぐらい。何て言うのかな。三英傑がそろった戦いっていうもの自体があんまり実は存在しないので,3人がいたっていうのはこの長篠の戦いと,あと姉川の戦いぐらいとか。だから,きちんとそろって,しかも武田軍を倒してしまった戦いなんですよ,長篠の戦いは。いったらもう本当ね、このような戦いは戦国時代のオールスター的な人たちがたくさん集まっていたといえるわけで。

白井くん そうですね。

佐々木 そういった意味で見ると、戦国武将マニアにとってはたまらない戦いであると。ちょっと自分語ってしまったけどね。こっからしゃべりだすと3時間かかるからやめときますね。

白井くん あとは、鮎がおいしいなあって。

星くん 鮎おいしいね。

佐々木 塩焼きとかおいしいね。

白井くん 6月に、フライ定食を食べたんですよ。若い鮎を揚げて・・・フライも美味しかったし。やっぱりそういうところまで、この、ここの地域のおいしいところ、いいところなのかなっていう。そう思いますね。食べ物おいしいし空気は綺麗だし、意外と住めば都って,感じますね。

佐々木 もうそんな褒めていただけると、本当に地域の皆さんも喜んでいただけると思いますが,最後に何かこう、例えばPRとか、何かこう、皆さんにお伝えしたいことってありますか。

星くん なんて言うのか、農園の基盤の環境が整ってきたんですけど。もう少し生産力とか,もう少しね,経営的にしっかり自立していって、新城に移住してきて、家も土地もない中で、農業で暮らしていけるんだぞっていうことのモデルなりたいです。で,後から入ってくる人たちに,なんていうか指導っていうわけじゃないけども、何か力になりたいなと思っているんで。

佐々木 確かにさっき空いた農地が増えてきたっていうことを踏まえると、農業をしたいっていう人たちに対して、指導やアドバイスをしてくれると、やっぱり何もないところからよりも、そう学んでからやった方が絶対いいもんね。

星くん そうっすね。それが自分の中で、ライフワークにして,今45歳なんで、それを60歳ぐらいまでに、何とか形にしていきたいなと思って。

佐々木 いやそれはぜひ、東郷ドリームだね。

星くん 結構ね、関原さんとか、今泉さんっていう、辞めてやってる方とか、お米の方で、もう80ぐらいなんすよ。そういう方たちが多分、あと数年後に辞めてっちゃうんで。そういう人たちに受け継いでいきたいなと思っています。

佐々木 わかりました。ありがとうございます。白井くんはどうですか?

白井くん はい。今回、何だろう、結構県外の方からも、これだけ東郷のホームページ見られているっていうのはね、わかっていることなので、そういった方々に、もし興味もってもらったら住んでもらえるし、その手段っていうのは、いろいろとあるっていうことをまず示せたらなっていうそういうね、星くんと同じように、そういった、フリーランスモデルとしての、形を作っていけたらなっていうのは思いますね。

佐々木 なんかその本当に最初はここ何年か移住者って移住してきた方っていうことなので、進んでどうこうっていうところの話をしたけど、今回のインタビューって中ではその仕事っていうところが何回も言っちゃうんだけど,興味深いところだったので、その辺がちょっと聞けてとてもよかったなと思いました。なんか、短時間でしたけど、でも非常に興味深いインタビューなりました。皆さん、また私も移住してきたよって方がいましたら、インタビューしに行きますんで、ぜひよろしくお願いしたいと思います。

星さん
新城☆星農園ブログ
星農園Instagram

白井さん
合同会社FANFUND.Lab

記事前編はこちら
東郷地域へようこそ!横川地区へ移住したお二人に話を聞きました!前編

この記事を友達に教える