会議の様子

「東郷地域自治区の足を考える会」の活動、本格始動へ・・・(パート1)

第4回東郷地域自治区の足を考える会 開催報告 パート1

令和2年11月27日、新城市消防防災センター2階の会議室でスタートした「東郷地域自治区の足を考える会」では、オンライン会議を併用するなど新型コロナウイルス感染防止に注意し、話し合いを続けてきました。令和3年4月26日には消防防災センターで第4回東郷地域自治区の足を考える会が開催されました。全員で14人の会議ですが、「三つの密」を防ぐため、3つの会議室をオープンにし、白熱した話し合いが行われました。そこで、話し合いの内容をご報告するとともに、委員の皆さんのプロフィールや今後の課題などご紹介いたします。今回は、そのパート1です。
(今回のレポートは、東郷自治振興事務所の八木憲一郎が担当しました)

1.”東郷地域自治区の足を考える会”って何だっけ···?ちょっとだけ振り返ってみましょう

その1 平成30年1月14日の「東郷のみんなが集まって話し合った茶話会」で、「Sバスの充実拡大を図り、地域住民の足を確保したい」という声が多く出されたことが、その始まりでした。

その2 それから1年・2年。平成から令和へと移る中で、東郷地域協議会では“わくわくするまち東郷”を願って、「東郷地域計画」づくりに取り組んできました。足掛け3年余の時間をかけてまとまった地域計画では、「お年寄りが困らない環境づくり」が挙げられ、「生活の一部としてSバスの利用、ルートを検討し、利用の推進を考え」ようと、「柱1 暮らそう」の1番目の事業として「地域交通検討事業」が挙げられました。

その3 そして昨年11月、東郷地域自治区予算で行政課公共交通対策室の事業として、高齢者支援課の協力のもと、「東郷地域自治区の足を考える会」が発足、活動が始まりました。3月31日の東郷のホームページに掲載された「暮らそう」の記事に詳しく紹介されていますので、もう一度ご覧いただければと思います。
お待たせしました!!「東郷地域自治区の足を考える会」の活動 始まりました

でもチョットだけ、会長·副会長の『抱負』の部分をご紹介しましょう。

熊谷会長

熊谷浩恭 会長

・地域の足というと「高齢者の足」に思われがちですが、誰もが使える「足」、第2の足になるようなことを考えたいですね。
・いろんな可能性にチャレンジできるって、わくわくします。
・調査・研究、研修などは、「住民の参加」を呼びかけ、活動の進捗状況を伝えたり、要望を聞いたりしないといけないですね。それから有識者からは助言いただきたいし…。そうやって考えてると、会としての活動の姿と可能性が広がってくるね。

市村副会長

市村照代 副会長

・新城を初めて訪れた人も気軽に乗れる「東郷のバス」。新東名のバスを“もっくる新城”で降りたら、そこからいろんな観光地につながっている。そんな使い方ができるといいなあ。
・高齢者にとって強い味方。それは当たり前だが、それだけではない「多様で多彩な足」が考えられないかなあ。
・新しい時代は、自家用車と公共交通をうまく使い分けて、歩くことも大事にし、それが便利でいいといわれるような社会になるといいんだけれど…。健康にもいい、環境にもやさしくて、社会的なコストの削減にも役に立つ…、とか。

2.なぜ今、“東郷地域自治区の足”なのか? 第4回足を考える会(4月26日)をのぞいてみました

 午後7時から9時までの2時間の会議予定でしたが、コロナ対策のため8時30分までに短縮開催。しかし、8時30分になっても熱っぽい議論はとまりません。「ああすれば…」「いやいや、こうすればもう少し…」など、出された多くの意見やアイディアを次回の話し合いにつなげることを約束しあって、急ぎ足で消防防災センター会議室を後にしました。そんな2時間の「考える会」の様子、パート1をお届けします。

熊谷会長さん、池田さん
左:公共交通対策室 池田一晃さん 右:会長の熊谷浩恭さん

白井さん
左:公共交通対策室 白井薫さん

市村さん、城所さん、前沢さん
左から 城所恵子さん、前沢弘代さん、市村照代さん(副会長)

 第4回の議題は『コレ』

第4回では、「第3回(オンラインで開催)」で話し合った「地域の皆さんのニーズの集め方として、どんな人から声を聞くか、どうやって意見を集めるか」などをもとに、具体的なアンケート調査票の内容や調査方法について話し合われました。事前に出された委員の皆さんの意見には、

〇「東郷地域自治区の足を考える会」が実施するアンケートなので、地域住民の組織が地域の皆さんにアンケートへの協力をお願いしているという趣旨がわかるようにすることが大事ですね。
〇「交通弱者」は高齢者だけでなく、運転免許を持たない人、けがや病気で車の運転が困難な人など、幅広く考えたい。
〇1世帯に1枚か、一人1枚か、アンケートの目的・内容に合わせて検討したいですね。

などなど、東郷地域の「足」を考える調査に相応しい内容のアンケートをつくり、必要な人の声をしっかりお聞きしたいという気持ち・思いがいっぱいあふれていました。

今回の考える会では、「調査内容と調査方法の確定」「視察・見学日程の相談」の2つの議題が予定されていましたが、各委員から活発な意見がたくさん出され、「時間延長必至」という状況でしたが、何とか予定通り終了することができました。

意見百出!! 第4回考える会の『発言』  その一部をご紹介 (パート1)

・まずは、交通「弱者」の意見・要望を聞かせてもらうことが重要!
・送ってくれる人がいない=バスに期待する、というわけではない。
・今回すべての問題・課題を把握しようと考えず、求めている問題・課題について意見を聞くことでもいいのでは…?
・障がいを持った方への対応も考えてみたい。耳が遠い=電話が通じない。ならば、タクシーよりも決まった時間に乗車できるバスの方が便利ではないか。
・デマンドが主流みたいだが、地域のアンケート結果や要望次第だと思う。
・「どういうバスなら乗りたいですか」と聞けば、意見·要望は沢山でるのでは?
・アンケートの配布や回収で、区長さんや組長さんに過重な負担がかからないように、通常の回覧とは別にして回収できるように工夫する必要があるよね。

沢田さん、川窪さん
左:沢田まり子さん 右:東郷地域活動支援員(職員)の川窪正典さん

赤川さん、原田さん
左:赤川哲久さん 右:原田邦義さん

花井さん、後藤さん
左:高齢者支援課の花井隆弘さん 右:高齢者支援課の後藤美紀さん

今回「委員の皆さんのプロフィール」のご紹介も予定していましたが、誌面の都合で、次回の「会議レポート パート2」のなかでご紹介させていただきます。乞うご期待!!

□ 委員一人一人が「地域の足」について考え、みんなで意見を出し合い、互いに知識や経験を補い合って「東郷地域自治区の足を考える会」の話し合いは進んできました。次回には作手と山吉田の「地域の足」の実状の視察見学に出かけることになりました。その様子も、このページでご紹介しますので、楽しみにお待ちください。まずは次回の「会議レポート パート2」をお楽しみに…。

□ 東郷の足について、考える会の活動について、ご意見やご要望がありましたら、ぜひお聞かせください。また、このホームページの編集を担当している「東郷広報PR部」や地域活動に興味と関心のある方、只今広報部員募集中です。一声、お待ちしています。

(次回に続く)

パート2の記事はこちら。
「東郷地域自治区の足を考える会」の活動、本格始動へ・・・(パート2)

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