つくでバス

「東郷地域自治区の足を考える会」の活動、本格始動へ・・・(パート2)

お待たせしました。「第4回東郷地域自治区の足を考える会」のレポート、第2弾です。今回は、会議報告とともに各委員の「東郷の足にかける思い」あふれる“プロフィール”をご紹介します。ジックリご覧ください。

第4回足を考える会の『発言パート2』ご紹介

地域の声を聞くためアンケートを実施していくことになりましたが、その実施方法やアンケート内容について議論に熱が入りました。

・アンケートの回収率を上げたいという趣旨やお願いを分かりやすく伝えるのが大事だよね。
・アンケートをジックリ見てもらえるということと回収率を上げること、どちらも大事だよね。
・国勢調査並みに各戸回収に回るような発想も必要になるのかな。
・行政防災無線でアンケートのお願いを流してもらうことなども考えてはどうか。
・地域の回覧板で回すとなると、個人情報保護が課題ですね。プライバシー保護の観点からも回収方法に配慮や工夫が必要ですね。
・回答用の封筒にアンケートを封入し、組単位に大きな封筒に入れて回収してはどうかね。
・普段回る回覧板とは別ルートが良い。思いのほか時間もかかる。
・区全体に対してのアンケートを1回実施し、その上で対象を特定した具体的で幅広い声を聞くアンケートをと考えているが…。
・アンケートの目的をはっきりさせることが何よりも必要ですね。
・「アンケートの目的と狙い」が足を考える会と行政とで一致していることが大事…。
・今は自家用車が便利でバスはいらないが、10年後を考えれば···。
・東郷の住民(考える会)の考えていることと市(公共交通対策室)が考えていることの間には、まだ違い(差)があるように思えるが···。
・アンケートは各世帯1枚でいいのか。その場合誰が回答するのが適切なのか、よく検討しなくては···。

みなさん、地域の足についての熱い思いをぶつけ合っていただきました。アンケートの内容は概ね決まりましたが、どうやって実施していくかについては、まだまだ引き続き議論が必要ですね。

「東郷地域自治区の足を考える会」の委員の皆さんをご紹介します

地域から参加の7人の委員の皆さんに「①会に参加したきっかけ ②『東郷の足』への夢・期待・提案」をお聞きしました。(敬称略)

会長 熊谷 浩恭(浅谷)副会長 市村 照代(緑が丘)
① Sバスの利便性を良くしたいと思ったのがきっかけで、第2の足として駅からの乗車や子供と楽しく乗れれば新城が楽しくなると思ったから。① 新城に来た時運転免許を持っていなかったのでとても困りました。これから先、年をとっても同じような状態になると思うと心配で参加しました。(地域協議会の枠より参加)
② 時代が変化しても利用者の需要や要望に応えることが出来て、いつも利用しやすいSバスである運行を期待します。② 少し待ったり歩いたりすれば、誰もが自由に出かけられる。他のバスや電車との乗り継ぎも考えられている。土日も普通に運行している、そんな「足」になっているといいなあ。
赤川 哲久(有海)城所 恵子(八束穂)
① 地域協議会の枠より参加① 人に勧められて参加しました。
② 多くの住民に受け入れてもらえる「足」になればうれしい!② 勉強中です。
沢田 まり子(平井)原田 邦義(矢部)
① 実妹の病気について、医者から「誰でもなる可能性がある」と聞き、自分が自動車の運転ができなくなった時のことを考えるようになりました。その時に、PTAのお友だちからお話をいただきました。妹のように病気で困っている人たちの力になりたい、と思ったからです。① 東郷地区の民生委員から「誰か参加してほしい」と話があり、参加することになりました。日頃民生委員の活動をする中で、移動手段のことについては関心を持っていたので。
② 新城は高齢者が多い町です。困っている方の足となることは勿論、高齢者の方の生活しやすい町にしてくれるSバスになってほしいと思っています。② 個人的には山吉田地区で運転している住民運営型デマンド交通を東郷地区でもやれないか、と考えています。
前沢 弘代(上平井)
① 地区の方のお話がきっかけで委員をお受けしました。「家族がいる時でないと出かけられない、病院に行きたくてもいけない」等の話を聞いていたので、そういう方が出かけられる手段を考えられればと思い、参加しました。
② 東郷地区の方々の生活が少しでも便利になるような「足」が考えられたら良いと思います。

※足を考える会のもう一つの柱、市の職員の皆さんの紹介は次回させていただきます。

東郷地区のみんなで『東郷の足』が考えられますように・・・

「東郷地域自治区の足を考える会」の話し合いを聞いていると、「東郷の交通は、安全性・利用のしやすさや地域の人と人のつながりなど、この地域に暮らすみんなの知恵や経験を生かし、地域のみんなが意見や疑問を出し合うとともに、市役所(職員)とも協働して練り上げていこう···」という思いや意気込みが伝わってきます。

これからの東郷の足を考える時、JR飯田線や豊鉄バス、Sバスなどとの連携(乗継)なども重要なテーマになりますし、福祉有償運送や他の他の地域自治区の「足」との連携もポイントになると思われます。

また、「足を考える会」の話し合いからは、「東郷の足」は「東郷地域自治区」の中だけでは完結できない、視野や思考をもっと広げ、もう半歩、もう一歩深く検討しようという意気込みがとてもよく伝わってきます。

そこで、今回は、行政区や地域協議会を相談の場にし、「地域の交通」を走らせている先輩地域の様子を「市のホームページ」から一部を紹介させていただきます。今後見学を予定している作手と山吉田です。

< 1.作手地域のデマンドバス(予約バス)のご紹介 >

1.利用方法は・・・?

〇 予約の電話をします。但し、予約状況によっては、希望どおりの予約ができない場合もあります。
〇 利用当日は、予約した時間・場所で待ちます。
〇 このバス(つなぐ1号車・2号車)がお迎えにきます。

1号車(乗員13人)
2号車(乗車4人)

2.利用料(運賃)は・・・?

〇 大人は、1乗車200円、子供(小学生)および障がい者は、1乗車100円 (回数券あり)

3.運行は・・・?

〇 運行時間は、月曜日から土曜日は午前7時から午後7時まで(日曜・祝日・振り替え休日および12/29~1/3は運休です)

4.運行区域は?

作手地区全域・田峯バス停(豊鉄バス田口新城線)・塩瀬バス停(Sバス塩瀬線)です。

5.利用者登録は?

利用者登録をしておくと、受付や配車がスムーズにできるそうです。登録は簡単で無料(利用者登録用紙に「氏名や連絡先、マイバス停など」を記入するだけ)

< 2.鳳来南部地域・山吉田地区のデマンド乗合方式のご紹介 >

1.利用方法は?

〇 デマンド乗合方式(予約制区域運行)です。乗る場所か降りる場所のどちらかが鳳来南部地域自治区内でなくてはいけません。

2.利用できるエリアや利用できる人は?

〇 鳳来南部地域自治区内です。
〇 但し、区域以外でも、鳳来総合支所周辺地区や長篠西地区、新城地区などの指定された地点でも利用できるようになっています。
〇 鳳来南部地区住民とその親族や地区内の公共的施設を継続利用している人たちで、会員に登録している人が利用できます。

3.運行は?

〇 平日:午前7時~午後6時、土休日:午前8時~午後5時 (12月29日~1月3日運休)
〇 山吉田ふれあい交通運営協議会が運行事業者として地域の運転者を確保し、自家用自動車などを使って事業が行われています。

4.利用料(運賃)は?

〇 大人(中学生以上/1乗車)、小学生は半額、未就学児は無料
 ※鳳来南部地区内は300円
 ※鳳来総合支所周辺地区・長篠西地区及び大野地区600円
 ※新城地区(もっくる新城900円、新城市民病院1,200円) 
 ※待機料金:時間制 30分につき500円/ キャンセル料:運賃の100%

先日、山吉田の取り組みがテレビで放送されました。ぜひご覧ください。

【特集】愛知新城 全国初の送迎サービス|NHK 東海のニュース
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20210518/3000016711.html

「東郷地域自治区の足を考える会」では、これから地域の声をお聞きしながら、具体的な「足」、使いやすい「足」について、検討が続けられます。また、今後は作手・下吉田の「地域の足」の見学視察が計画されています。その様子は、このホームページを通じてご紹介する予定です。

東郷広報PR部では、役に立つ東郷の情報をお知らせしていますので、これからもご注目ください。

パート1の記事はこちら。
「東郷地域自治区の足を考える会」の活動、本格始動へ・・・(パート1)

この記事を友達に教える